結びの和プロジェクト
APSP(一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会)が主催する結びの和プロジェクトにSWHも参加しています。このプロジェクトでは伝承と伝統を軸に持つそれぞれの分野の活動者がご縁を繋いで「わ」をつくります。人のわ、へいわ、日本のわ、大小さまざまな「わ」を1つに結び、皆で1つの製品づくりにむけて協力します。
「結びの和プロジェクト」は外務省より「日本ラオス外交関係樹立65周年記念事業」の認定をうけて活動しています。
◆バッグのデザイン 歌舞伎役者中村橋吾
◆バッグの材料 ラオス レンテン族 ナムディー村の女性達
◆バッグの材料 日本 真田紐師 江南
◆バッグの製造 ラオス 障がい作業所ソンパオ(Support for Woman’s Happiness指導)
製品はSWHが受付窓口の受注販売制となります。
バッグデザイン
歌舞伎役者の中村橋吾さんがデザインを担当して下さる事になりました。プロジェクト名は「結びの和」と決まっており、製品名はこれから決めていきます。まずはオリジナルのロゴを!という事で、ラオスの国旗にも入っている赤と青を使ってデザイン画を描いて下さいました。
真田紐師 江南さん
組んでいく「組みひも」とは違い、機などで縦糸と横糸で平たいひも状に織っていくものを「真田紐」と言います。真田紐は戦国武将の真田幸村が作り始めたと説明されることもありますが、実はその歴史はもう少し古く、平安~鎌倉頃にネパール周辺で作られていた「サナール」が伝来したといわれています。
伝統技術を守ってこられた江南さんが協力して下さり、製品に真田紐を使わせて頂く事になりました。伝統としての美しさに加え、これまでとは違う使い方組み合わせ方で新たなでデザインを作っていきたいと思います。
レンテン族
レンテンシリーズでもお馴染みのレンテン族の織生地。昔ながらの織り方と染め方を続けています。特に藍染を得意とし、彼らの民族衣装は藍染の衣装になります。特に黒に染めるのは手間暇がかかり、1か月の間、繰り返し染め作業を行います。
レンテン族の織生地を製品に使う事で、村の女性達の雇用を守っていきます。
障がい作業所ソンパオ
ミシン掛けの作業は障がい作業所ソンパオのミシンチームが担当します。手や足に障がいがある彼らですが、とても器用でモノづくりが大好きです。2017年から職業訓練を開始し、メガネケースなどの雑貨からトートバッグまで作れるようになりました。SWHはソンパオに所属する25名の障がい当事者の雇用を守っていきます。
結びの和シリーズ サコッシュ・ランチバッグ
SDGS 18番目の目標を持つラオス
ラオスは1964~1973の間、世界で最も激しい空爆を受けたと言われています。投下された爆弾は200万トン、当時の人口1人あたり1万トンの爆弾が投下されたことになります。この多くは対人クラスター弾ですが、30%が不発弾として残ってしまっていると言われています。ラオスSDGSについての参考記事
https://www.sdgsforall.net/index.php/languages/japanese/196-sdg
関連リンク
◆一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会
◆歌舞伎役者中村橋吾ブログ「橋吾談」
◆真田紐師 江南
http://www13.plala.or.jp/enami/
◆結びの和シリーズ ページ